群馬県の地名
| 自治体 | 初見年 | 正式採用年 | 名称の由来 | 主な旧称(時期) |
|---|---|---|---|---|
| 前橋市 | 1560年 | 1889 | 古名・厩橋(まやばし)。駅家(うまや)に関わる橋名に由来し、のち前橋藩主酒井忠清の頃(1648〜1652)に前橋へ改称。 初出は戦国期の城下記録等に「厩橋」。 | 厩橋→前橋【江戸前期改名】 |
| 高崎市 | 1598年 | 1889 | 井伊直政が和田の城下を拡張し、高崎と改称(天正19=1591改称説もあるが、系図資料では1598年)。山上の高台「高き崎」にちなむとされる。 初出は慶長3(1598)年の改称記録等に「高崎」。 | 和田→高崎【安土桃山】/高崎藩【江戸】 |
| 桐生市 | 1591年 | 1889 | 織物の町桐生。天正19(1591)年に桐生城下に桐生新町を形成したのが近世の町名起立。地名は「霧生」→「桐生」整字説など。 初出は天正19(1591)年の町立て等に「桐生(新町)」。 | 桐生新町【1591〜】 |
| 伊勢崎市 | 1455年 | 1889 | 古くは赤石郷として文献初見(1455)。のち伊勢崎は戦国〜近世に在地名化し、町名・市名に継承。語源は「伊勢郷の崎」説など諸説。 初出は戦国期の文書等に「伊勢崎」。 | 赤石郷【室町】→伊勢崎【戦国〜】 |
| 太田市 | 13世紀 | 1889 | 新田氏の本拠・新田荘に由来し、近世に太田の町名が定着。太田宿・金山の城下の発達に伴い市名へ。 初出は鎌倉期の文書等に「太田」。 | 太田宿/新田荘【中世〜】 |
| 沼田市 | 1185年 | 1889 | 低湿地・河畔の地勢にちなむ沼田。のち城下名が市名化。 初出は『吾妻鏡』文治元年(1185)条の「沼田(御牧)」。 | 沼田御牧→沼田荘→沼田城下【中世〜】 |
| 館林市 | 15世紀後半 | 1889 | 館(たて=砦)と林(丘陵の樹林)にちなむ複合地名とされる。戦国期の城下・館林の名が町名・市名に継承。 初出は室町後期の文書等に「館林」。 | 館林城下【戦国〜】 |
| 渋川市 | 1613年 | 1889 | 利根・吾妻川の合流域の渋川にちなむ。三国街道の宿駅・渋川宿が慶長18(1613)年に置かれたのが近世の町名起立。 初出は慶長18(1613)年の宿駅起立等に「渋川(宿)」。 | 渋川宿【江戸初期〜】 |
| 藤岡市 | 1274年 | 1889 | 藤の自生と岡(丘陵)にちなむ藤岡/富士岡の古形。 初出は文永11(1274)年の記録に「富士岡」。 | 富士岡→藤岡【中世〜】 |
| 富岡市 | 1617年頃 | 1889 | 小幡藩の近世町割に伴い富岡町が起立(17世紀初頭)。のち世界遺産・富岡製糸場で知られる地名に。 初出は17世紀初頭の町割等に「富岡」。 | 富岡町【近世〜】 |
| 安中市 | 17世紀前半 | 1889 | 中山道の要地・安中に由来。上州一の宿場・板鼻宿とともに城下・宿場として近世に定着。 初出は近世初期の宿駅記録等に「安中」。 | 安中城下/安中宿【江戸】 |
| みどり市 | 2006年 | 2006 | 旧・大間々町・笠懸町・東村の合併時の公募新称。山河の緑にちなむ瑞祥名。 初出は平成18(2006)年の市制施行時の「みどり市」。 | 大間々町/笠懸町/東村【〜2006】 |
| 中之条町 | 16世紀 | 1889 | 河川合流の中の条(筋)の地勢にちなむとされ、戦国〜江戸初期に中之条の地名が定着。 初出は戦国期の文書等に「中之条」。 | 中之条村→中之条町【近世〜】 |
| 長野原町 | 17世紀初頭 | 1889 | 段丘が長く広がる原の地形説など諸説。江戸期、草津・川原湯温泉道の交通要衝として長野原の地名が流布。 初出は近世初期の記録等に「長野原」。 | 長野原宿【江戸】 |
| 草津町 | 16世紀初 | 1889 | 温泉名・草津に由来。 初出は室町末期の紀行・歌集等に「草津」。 | 草津温泉郷【中近世】 |
| 東吾妻町 | 2006年 | 2006 | 旧・吾妻町と東村の合併時に、郡名・吾妻に方位・東を冠した新称。 初出は平成18(2006)年の町制施行時の「東吾妻町」。 | 吾妻町/東村【〜2006】 |
| みなかみ町 | 2005年 | 2005 | 旧・月夜野町・水上町・新治村の合併時に、公募でみなかみを採用。利根川水上=源流域の意。 初出は平成17(2005)年の町制施行時の「みなかみ町」。 | 月夜野町/水上町/新治村【〜2005】 |
| 玉村町 | 1636年 | 1889 | 日光例幣使道の宿場・玉村宿の名に由来。 初出は『中山日録』寛永13(1636)年条に「玉村」。 | 玉村宿【江戸】 |
| 板倉町 | 16世紀 | 1889 | 水辺の堤・板築(いたづき)や蔵にちなむ語源説。 初出は戦国期の文書等に「板倉」。 | 板倉郷→板倉村【中世〜】 |
| 明和町 | 1955年 | 1955 | 大輪・新里・須影の合併時、時代の元号・明和などにちなむ瑞祥公募名。 初出は昭和30(1955)年の村制施行時の「明和村」。 | 大輪村/新里村/須影村【〜1955】 |
| 千代田町 | 1955年 | 1955 | 旧・川辺・永楽・福地の合併。国土の中枢にちなむ千代田を新村名に採用(1982年町制)。 初出は昭和30(1955)年の村制施行時の「千代田村」。 | 川辺村/永楽村/福地村【〜1955】 |
| 大泉町 | 1889年 | 1889 | 明治22年の町村制で大泉村成立。豊かな湧水・泉の景観にちなむ地名。 初出は明治22(1889)年の村制施行時の「大泉村」。 | 大泉村→大泉町【1889〜】 |
| 邑楽町 | 938年頃 | 1955 | 古代郡名・邑楽(おうら)に由来。 初出は『和名類聚抄』(10世紀前半)等に「邑楽(郡)」。 | 邑楽郡【古代〜】 |
| 下仁田町 | 中世 | 1889 | 仁田(湿地・稲田)に下(しも)を冠した地形名。養蚕・ネギの産地として知られる。 初出は中世の記録等に「下仁田」。 | 下仁田村→下仁田町【近世〜】 |
| 甘楽町 | 938年頃 | 1959 | 古代の甘楽郡名に由来(『和名類聚抄』に郡名・郷名の記載)。小幡藩の城下を母体に近代の町名へ。 初出は『和名類聚抄』(10世紀前半)等に「甘楽(郡)」。 | 甘楽郡/小幡町【古代〜】 |
| 神流町 | 2003年 | 2003 | 旧・万場町・中里村の合併。郡境を流れる神流川の名を新町名に採用。 初出は平成15(2003)年の町制施行時の「神流町」。 | 万場町/中里村【〜2003】 |
| 吉岡町 | 中世 | 1889 | 吉き岡=地勢にちなむ瑞祥地名。近世の村名が近代に町名化。 初出は中世の記録等に「吉岡」。 | 吉岡村→吉岡町【近世〜】 |
| 南牧村 | 中世 | 1955 | 牧(放牧地)に南を冠した地勢名。上州の山間牧野に由来。 初出は中世の記録等に「南牧」。 | 磐戸村/月形村/尾沢村【〜1955】 |
| 上野村 | 938年頃 | 1889 | 上州(上野国)にちなむ上野の名を村名に継承。古くは国号に通じる由緒名。 初出は『和名類聚抄』(10世紀前半)等に「上野」。 | 上野郷【古代〜】 |
| 嬬恋村 | 15世紀半ば | 1889 | 万葉集伝承の吾嬬者愛(あづまはな)しにちなむ説や、火山地形の方言由来説など諸説。 初出は中世の文書等に「妻恋」。 | 妻恋→嬬恋【中世〜】 |
| 高山村 | 中世 | 1889 | 高い山稜の地勢にちなむ在地名。 初出は中世の記録等に「高山」。 | 高山村【中世〜】 |
| 榛東村 | 1889年 | 1959 | 榛名山の東に位置することに由来。 初出は昭和34(1959)年の改称時の「榛東村」。 | 桃井村【1889〜1959】 |
| 片品村 | 中世 | 1889 | 片品川の水系名に由来。山間の河谷地形にちなむ。 初出は中世の記録等に「片品」。 | 片品郷【中世】 |
| 川場村 | 中世 | 1889 | 河原の場=川辺の段丘・作場にちなむ在地名。 初出は中世の記録等に「川場」。 | 川場郷【中世】 |
| 昭和村 | 1958年 | 1958 | 合併による新村名。時代の元号・昭和を採って命名。 初出は昭和33(1958)年の村制施行時の「昭和村」。 | 久呂保村/糸之瀬村【〜1958】 |
地名の由来
嚮明而治
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